お店のスピーカーを見分ける

お店のスピーカーには、大きく分けて2つの種類があります。 見た目は似ていますが、中の仕組みが違い、必要なアンプも違います。 ここを間違えたまま安いアンプにつなぐと、音が小さくしか出ないか、機材が壊れます。

業務用の音響では、ハイインピーダンスとローインピーダンスを混ぜてはいけません。ハイインピーダンス用のアンプにローインピーダンスのスピーカーをつなぐと、 スピーカーに高い電圧がかかります。システム全体を、どちらか一方に統一する必要があります。

2種類のちがい

タイプ A

ローインピーダンス

家庭用と同じ仕組みです。棚置きのスピーカー、卓上のコンポ、小規模なカフェのほとんどがこちらです。

  • ・スピーカーが2本(左右)
  • ・裏に「4Ω」「6Ω」「8Ω」の表示
  • ・市販の安いアンプがそのまま使えます

タイプ B

ハイインピーダンス(100V)

業務用です。天井に何個も埋め込まれているスピーカーは、ほぼこちらです。 広い店に長い配線を引くための仕組みです。

  • ・スピーカーが3個以上、天井に点在
  • ・裏に「100V」「3W/6W/10W」の表示
  • ・専用のアンプが必要です

1スピーカーがどこにあるかを見る

天井に埋まっているなら、タイプB(ハイインピーダンス)の可能性が高いです。 特に3個以上、店内に点々と付いている場合はほぼ確実です。

天井に埋め込まれたスピーカー(ハイインピーダンスの可能性が高い例)
天井埋込。丸い形で、店内に複数あるのが特徴です。

棚や壁に箱型のスピーカーが2本だけなら、タイプA(ローインピーダンス)です。 この場合、市販のアンプがそのまま使えます。

棚に置かれたスピーカー(ローインピーダンスの一般的な例)
棚置きの箱型スピーカー。左右2本ならタイプAです。

2スピーカーの裏の表示を読む

手が届くなら、スピーカーの裏や側面の表示を見てください。決め手になります。

  • ・「4Ω」「6Ω」「8Ω」 と書いてある → タイプA
  • ・「100V」や「3W / 6W / 10W」の切り替え がある → タイプB
スピーカー裏面の表示。100V・3W などのワット数タップ表示
ワット数を選ぶ表示があれば、ハイインピーダンスです。

3ケーブルの太さを見る

天井裏や壁を長く引き回されている細い2本線は、ハイインピーダンスであることが多いです。 ローインピーダンスは電気を多く流すため、比べると太い線が使われます。

スピーカーケーブルの太さの比較。細い2本線と太い2本線
決め手にはなりませんが、判断の材料になります。

見分けがついたら

タイプA(棚置き・左右2本)だった

いちばん簡単な形です。アンプがあればそこに挿すだけ、無ければ市販のアンプ(4,000円前後)で鳴らせます。

古いスマホでつなぐ手順へ

タイプB(天井埋込)だった

いま使っているアンプに外部入力があれば、そこに挿すのがいちばん安全です。 アンプを買い替える必要がありません。

いまのアンプに挿す手順へ

判断がつかないときは、写真を送ってください

スピーカー・アンプ・つながっているケーブルの3枚をお送りいただければ、こちらで判断してお伝えします。間違った機材を買ってしまう前に、一度ご相談ください。

写真を送って相談する